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池:「ちょっと待てよ!なんでだよ!野球好きなんじゃないのか!?それとも勉強か!?」
池山は問い詰めた。
男は少し焦った様子で
「勉強なんかどうだっていいさ。野球も好きだよ!でもオレは野球をやらないって決めたんだよ!中学のころ、最後の大会でオレがエラーして負けて…
オレが試合に出るとみんなに迷惑がかかっちゃう!だからやらないって決めたんだ!」
池山と同じだった。池山もエラーして負けてチームの足を引っ張った。
男は立ち去ろうとした。そのとき!
池:「オレもだよ」
男は足を止めた。
池:「オレも同じだよ、君と。最後の大会でオレがエラーしてサヨナラ負け。でもオレは、だからって野球をやりたくないとは思わなかった!中学であんな失敗をしちゃったからこそ、高校で頑張ろうと思った。高校で活躍して、中学でバカにされた奴等をギャフンと言わせてやりたいからオレは野球をやるんだ。結局君は、自分自身から逃げてるんだよ!逃げてたら何にもならないよ…」
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