カウントダウン

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「実は来月からH県に転勤になるんだ…」 付き合い出して、やっと向き合って食事をする事に慣れてきた2ヶ月目 彼氏の宏明が突然切り出した (は…?) 妙はパスタを食べる途中で、口を開けたまま固まってしまった 「お~い?妙?」 彼は手をヒラヒラさせながら何度も妙の名前を呼ぶ 「…うん、生きてる」 なんとか口を閉じ、フォークを皿に置く で?どうしたいの? 喉まで出て来ている言葉を飲み込んだ 「来月…?」 「うん、社長の地元らしいんだけど、新店舗を構えるって」 「そこにずっと居るの?」 「うん、多分」
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