カウントダウン

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前の彼は、付き合い始めて半年くらいで転勤になった 聞いた瞬間に涙が出た 近くに居る事に馴れすぎて、離れるなんて考えられなかった 聞いてから、離れるまでのデートの帰りの度に泣いていた気がする その度に言われた言葉 『離れても変わらないよ』 その時はその言葉に救われた 近くに居ても駄目になる時は駄目になる でも、顔が見えない電話でのケンカの度に距離のせいにした 見えない彼の側に誰かの気配を感じた時だってそうだ… 妙が黙って目を閉じたのを見て、眠ったと勘違いした彼は、妙の額にキスをしてベッド横のライトを消した 後1ヶ月… 同じ失敗をしない為に、どうしたらいいんだろう…
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