ガラスのオブジェ

3/13
前へ
/135ページ
次へ
宏明の会社は中小企業…どちらかと言えば「小」の方だ 出会いは、妙の働く電力会社と契約している宏明の会社との親睦会 別名コンパ その時に番号を交換した、年下の宏明から食事に誘われたのが始まり 元彼の傷がまだ癒えきって無かったので、宏明の仕事内容や仕事場のチェックは怠らなかった (この人なら…側に居てくれそう…) そう思った 実際、転勤族なら付き合わなかったかもしれない それほどに妙に取って『側に居る事』は必須項目だったのだ 「別れちゃえば?まだ傷は浅いんじゃ無い?」 黒いとがった尻尾を揺らしながら小夜子が言った
/135ページ

最初のコメントを投稿しよう!

139人が本棚に入れています
本棚に追加