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那美希「岬、今トイレで、間違えて出ちゃったんです…ごめんなさい」
?『いえ…あの、岬、怒ってましたか……?』
怒ってた…というよりは、ショック受けてた…に近い。
那美希はそのまま伝える。
那美希「わ、分かんないですけど、ショック受けてたっぽいです」
?『うぅ…浮気じゃないんです。クラスの親睦会なんです。クラスみんないるんです』
確かに、さっきから彼氏の声の他にざわざわしてる。
すると電話の向こうから
『准平(ジュンペイ)~、彼女出たんかー?』
と、声がした。
彼氏は准平というらしい。
准平『友達さんだったよ』
『出たら代われよ?ちゃんと説明すっから』
やっぱ浮気じゃないんだ、と那美希は確信した。
准平『あ、すみません…岬、戻ってきたら、話したいから電話してって言ってもらえますか?』
那美希「あ、はい…」
准平『ありがとうございます!それじゃ…』
ブツッ…ツーツー…
《電話だけじゃ判断出来ないけど、彼氏結構なよいなぁ…》
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