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《私、彼氏選べるほど可愛くないけど、あいつだけはなぁ》
自分がどんななのか分かっている。
しかし、静磨だけは微妙なのだ。
確かに顔いいし(タイプじゃないけど)、金いいし(てか正直お金とか気にしない)、頭いいし(ずる賢くもあるけど)、言い寄ってくる。
でも、言い寄ってくるのは那美希が自分に惚れないからで、惚れちゃったら用済みになるわけで…。
《って!なんかまるで岬が言ったみたいにあいついなくなったら寂しいみたいじゃん!!》
那美希は頭をぶんぶん振り、今までの考えを消した。
那美希「大体、あいつは遊び!惚れたら負けなのよ」
静磨「だーれが遊びだって?」
那美希「ひゃっ!」
耳元で囁かれる。
《いつからいたのよ!》
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