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…ここ…どこ?
暗くて怖い
私、死んじゃったの…?
まだ…死にたくないよ…
「(…奈衣!)」
誰か呼んでる…誰…
「嘉奈衣!!」
ふと目を覚ますと、私は保健室のベッドの上にいた。
そして隣で親友の結花(ゆか)と千里(ちさと)が名前を呼んでてくれてた。
そっか…あんたたちの声だったんだ。
「あっ!良かった~、目覚ました!!」
「結花…千里、なんで私…」
「覚えてないの?あんた持久走でいきなり倒れて、全然動かなかったんだからね?」
安心したような表情で結花が言った。
「そんで、雄弥が嘉奈衣おんぶして保健室まで運んでくれたんだから、私たちより雄弥にちゃんとお礼言いなよ」
「うん…でも結花、千里、ありがと」
「だから気にしなくていいって!次授業だけど、行けそ?」
「ん…まだムリかも、ちょっと休んでるね」
「そっか、無理しないでね!それじゃあ次移動教室だから行くね」
「結花、千里…私がいないからって泣かないでね笑」
「はいはい♪笑 そんじゃね~」
…はぁ…行っちゃったか。
天海先生もいないし、つまんない…
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