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ホントは嘘ついてた。
私はそんな知識なんかなくて、ただ思い付きの単語を並べただけ。
「そこまでしてヤりたい?」
そう言われたら、この時以外だったらきっと私はノーと答えると思う。
この時だけはやめたくなかった。
あの告白の夜から1ヶ月。
雄弥が彩らせてくれた大切な1日だから、ただ雄弥に喜んでもらいたかった。
処女喪失は痛いもの。
それにも個人差がある。
そんなことは知っていた。
でもそれは想像以上に痛くて、何度も込み上げてくる涙を必死に堪えるので私は精一杯だった。
そんな私を心配して、優しく声をかけてくれる雄弥。
すごく痛かったけど、雄弥の優しさが伝わってきて幸せ…そんな色々な気持ちが私を包み込んでいく。
そして、雄弥は私の中で果てる。
ずっと、お腹があっつかった。
雄弥との初体験はすごく痛かった…
でも雄弥、私は本当に幸せだったよ。
初めてが雄弥で良かった。
そう思えたなら、それは最高のことだと思うから。
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