アントワネットブルー

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私たちはそれから式場のことなどを決めていった…。 “待ち遠しい”ただそれだけだった。 彼も早く挙げたいねとまるで子供がはしゃいでいるように待ち焦がれていた…。 それから更に月日が経ち、市役所に私たちは結婚届けを出しに行った。 その日の夜は二人が夫婦になった初めての夜。 二人で緊張をしていた。 だが、すぐにお互いが笑いだし、またいつも通りの関係になった。 ダブルベットに入り、「後は式を挙げるだけだね。」 と、彼は嬉しそうに言った。 私も応えるように 「そうね…。早く一つになりたいわ。」 そうして二人は深い眠りに入っていった…。
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