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次に目が覚めたのは病院のベッドだった…
「ここは…」
「気が付いたかい?
ここは病院だよ。覚えているかい?君は海で身投げをしていたんだよ」
「あの人は…
あの人は私にあいたがってる…」
私は上の空で聞き取れるか取れないかくらいの声で言った。
「何があったかは知らないけれどね、君のその身体は君だけのものじゃないんだよ、
君の身体の中には新しい命が宿ってるんだから」
私はその言葉を聴いてびっくりしながらやっとしゃべっていた人へ顔を向けた…。
「どういうことですか?」
「どうもこうも君の身体の中には赤ちゃんがいるんだよ。
だからもう命を粗末にしちゃダメだよ
わかったかな?」
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