運命の誘い

2/4
前へ
/8ページ
次へ
とある港町…… 港以外何の特徴も無い普通の町だ。 その町にある中学校の中に不運な生徒がいる。 一年三組の彩楼弘和。 彼は中学校に入学してすぐいじめにあった。 友達がいじめられているのをかばったのが原因らしい。そのおかげで毎日嫌な思いをしながら登校している。親や先生にも言ったが、いじめはひどくなるばかりで済みそうな気配がない。弘和の精神的ストレスも限界近かった。 「自殺…したらこの苦しみから抜けるだろうか…」 弘和はストレスのあまり、自殺を考えていた。 学校の帰り… 自殺とゆう決意を胸に、帰り道にある大きな橋の上で一人ぽつんとして川を覗いていた。 「できればもっと友達やいろんな思い出作りたかった。僕をここまで育ててくれた父さん母さんには悪いけど、僕はここでお別れだ。今までありがとう。そしてさようなら。」 そう言って橋から落ちようとした時に、横から変な服を着た人が、 「いいねぇ…君とてもいい心を持ってるねぇ。」 何の事を言っているのだろうか? そう思いながら、「何の事ですか?」 そう聞くと、「いやね、君のような子を探していたんだよ。」 続く…
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加