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とある港町……
港以外何の特徴も無い普通の町だ。
その町にある中学校の中に不運な生徒がいる。
一年三組の彩楼弘和。
彼は中学校に入学してすぐいじめにあった。
友達がいじめられているのをかばったのが原因らしい。そのおかげで毎日嫌な思いをしながら登校している。親や先生にも言ったが、いじめはひどくなるばかりで済みそうな気配がない。弘和の精神的ストレスも限界近かった。
「自殺…したらこの苦しみから抜けるだろうか…」
弘和はストレスのあまり、自殺を考えていた。
学校の帰り…
自殺とゆう決意を胸に、帰り道にある大きな橋の上で一人ぽつんとして川を覗いていた。
「できればもっと友達やいろんな思い出作りたかった。僕をここまで育ててくれた父さん母さんには悪いけど、僕はここでお別れだ。今までありがとう。そしてさようなら。」
そう言って橋から落ちようとした時に、横から変な服を着た人が、
「いいねぇ…君とてもいい心を持ってるねぇ。」
何の事を言っているのだろうか?
そう思いながら、「何の事ですか?」
そう聞くと、「いやね、君のような子を探していたんだよ。」
続く…
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