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……やがて、高級車はいわゆる豪邸という場所へと着いた。
え?えっ?えぇ~ 私は、心の中でそう叫び、舞子に連れられ豪邸の中へと入った。
エントランスだけで、私の部屋が何個分か数えるのも馬鹿らしくなる程広い
私のような一般ピーポーには、一生見ることの無いはずの光景
只々驚いて、もはや声も出なかった。
「ありゃめいちゃん固まっちゃった」
舞子がそう言うと、私をずるずると引きずり、食堂まで引っ張った。
まさに食堂と言わんばかりの部屋に、私は座っていた。
「きゃうああ」
小さく聞こえた悲鳴に私は、我に返り、舞子の元へ向かった。
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