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走って五分程度、
しかし……目の前にしっかり高校がみえてるんだけど……この子は天然ですか？
高校の門を二人共くぐると、もうひと頑張りで、教室まで走った。
今日は、どういうわけか、電車が通勤ラッシュだったらしく、少し遅れてしまったが、
そんな理由は通じないのがうちの高校だ。
急いで、教室へ走り、そして教室へ着いた。
(あれ？この子同じクラスなわけ？)
とか思いながら、教室に入ると、みんなの視線が私にくる。
その後、直ぐにあの子に視線が映った。
「つん子に友達だなんて雨でもふるんじゃないの？」
クラスの女子の一人が、皮肉を言ったので、すぐに言葉を返した。
「迷子だったから連れてきただけよ」
冷たくそう言うと、早々と席に着いた。
ガララララ
教室のドアが開く、
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