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「ぐぐっ殺す!」
意識を幻魔に奪われた、哀れな人間の為れ果てがそこにいた。
後ろから襲ってくる大鎌を俊敏な動きでよけると、蒼き剣を構え直した。
水の中を凄まじいスピードで泳ぎ、奴に斬りかかる。
「我はデスサイズ!無双の死神なり!」
奴はそういい放つと、大鎌を手にしてきりかかってきた。
難無くかわすとその身を斬った。
「ヒヒャヒャヒャ」
奴は、斬られたにも関わらず笑っている。
「あぐぅ」
突如、私の腕からでた鮮血が水を微かに紅く染める。
「騙されてはいけません!見えてるものだけが真実ではないのです」
セイレーンがそう言うと、私の片腕が青白く光り、血が止まった。
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