思い出といぅ悪魔

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思い出=これは、やっかいです。 彼と聞いた曲。 彼の香水。 お揃いの指輪。 彼と歩いた道。 すべてが凶器です。 これ以上、ないくらいに傷ついているのに、 街角で流れた思い出の曲。フッとすれ違った人の香水。 その度に思い出すのです。 楽しかったあの頃を。 そして、思います。 【どうして別れたのだろう】 【私が悪かったの?】 と…。 いいえ。 あなたは悪くありません。 今別れに苦しんでいるのなら、なおさら。 あなたにとって、突然の別れでも、相手にとっては突然ではないのだから。 相手は、別れのタイミングを見計らっていたでしょう。 気持ちも整理していたでしょう。 なのに、あなたは心の準備もないまま、別れられてしまいました。 身を切られる想いをしたのです。 これ以上自分をせめてはいけません。 世の中に、たくさんの彼との思い出が転がっています。 でも、それに触れた時おもってください。 【私みたいなイイ女を、俺みたいなイイ男を、ふったあいつも後悔してるだろう】 と。 別れた相手も触れているのです。 あなたとの思い出のなにかに。 だったら。 そう考えたほぅが、きっと楽になれます!
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