それは猫だっつの

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~有沢 亜里奈偏~ 私の名前は有沢 亜里奈(ありさわ ありな)極々普通のOLなのよ。 この春、独り暮らしを初めて立派な社会人になるべく都会の待ちに引っ越してきたはいいものの…。 まだ会社に努めたばかりの私には誰も知り合いがいないのよぉ~…。 だけど、引っ越しと同時に私の元に来た一匹のあいつ、家族ができたのだ。 猫である。 長い尻尾をふりふりと回し耳をぴくぴくさせる少しキャシャな猫。 まるで私と同じ様にこやつもまた独りで寂しかったのだろうと思う、そうでなくても私が寂しかったので飼うことにした。 マンション暮らしの私にはもちろんペットが飼えない…だから大家さんに頼んでみた結果、なんとオーケーのサインを貰ったのだ! 猫窓もつけて貰ったわ! 別料金を払ったけどね…。 さて、猫だけどまだ名前を決めてなかった。 何にしようかな… そういえばまだこやつの事なんにもしらないね…。 「にゃ~」 おや、おなかへったのかえ? 案の定、鰹節を与えたら猫はかぶりつきムシャムシャと食べ始めた。 「お腹空いてたのよね~、よしよ~し♪」 一方的な会話だが話せる相手が猫であれできたのは少し寂しさをまぎらわせれる 「もっとお食べ~♪」 あまりの嬉しさに鰹節を猫にまいたよ。 ……猫が何処かへ消えた。帰って来てよね…。 そんな私は猫好きです。
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