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「終わったよ」
新しい主人から声がかかる
見ると自分の足に綺麗に巻かれている白い包帯が目に入った
感謝の意を込めて頭を下げた
主人はにこりと笑い頭を撫でた
下でお茶を飲もうと連れて行かれる
途中執事にお茶を頼み部屋に入った
椅子に座った新しい主人の前でキラは立ったまま所在なげにしている
「どうしたの?キラ」
そう尋ねられ自分の足元と新しい主人の顔を何度か交互に見る
「……ぇと…何処に座れば…」
恐る恐るというように小さな唇が震えたと思ったらそう言う事だった
「…」
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