1ーオクリモノー

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部屋の扉がノックされて執事の呼ぶ声がした 『何ー?新しい領主サマに取り入ろうとしている輩とかか?』 「ああ。すまないな、じゃあまた」 『おう頑張れよ』 電話を切り扉の方に声をかけると執事が入って来た 「アスラン様。旅の商人の方いらっしゃっております。是非挨拶をと」 「判った」 そう言って椅子から立ち上がった 執事は扉を開けアスランの退室を待つ ふとアスランは執事の前で立ち止まった 「…その商人は…何を扱っている?」 「奴隷…と申しておりました」 くだらないとアスランは吐き捨て広い廊下に出た  
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