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休み時間
一人の男の子が大声で泣いている
担任の女の先生がそれに気づき
「どぅしたの?どっか痛いの?」
そぅ聞くと、近くにいた女の子が
「先生ぇ~、甫くんが泣かしたんょ
今日は甫君もぅ6人も泣かしたんょ
みんな何もしてないんにぃ」
学校では俺は友達を泣かしたりしてヤンチャだった
それなりに人気はあったが俺のことを嫌ってた奴は沢山いたと思う
「甫君!ちょっときなさい!!」
と先生はかなり怒っている
俺は急いで逃げた
でも先生が追っかけてきてすぐ捕まり、尽く説教された
家に帰ると担任の先生からかぁちゃんに連絡が入ってたらしく
「あんた、また友達泣かしたん?
あんたに叩かれた人は痛いんよ
もっと友達を大事にせんと一人になっても知らんよ!」
とかぁちゃんにも怒られた
俺はこの頃、当時流行っていたアニメ「ドラゴンボールZ」に憧れていて、人は修行すればものすごく強くなるし、強いとはカッコいいしモテる
バカな俺は本気でそぅ思っていた
だからみんなに強さを見せつける為に無闇に人を叩いたりしていたのだろう
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