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小学校4年生の時
学校が終わってから友達と俺の家でゲームをして遊んでいると
いきなり
《ガチャッ!!》
すごい勢いで部屋のドアが開いた
俺たちはびっくりしてドアの方を見るとかぁちゃんが焦って
「あんたの一つ上の〇〇ちゃんって子知っとう?
その子が校舎の三階から転落してたった今亡くなったってよ!!」
そぅ言った
『…は!?マジで?』
知らない子だったが驚いた俺たちは、顔を見合わせ少し半笑いになって
『なんか怖くねぇ?』
そぅ言ってまたゲームを始めた
するとかぁちゃんが信じられないような顔で
「あんたたち何も思わんの?
死んだんよ!?
知らん子かもしれんけどたったそれだけなん?」
そぅ言ってかぁちゃんは怒って部屋を出ていった
正直信じられなかったが、まだ小学生という事もあり死というものをそんなに重く受け止めていなかった
この頃の俺には命の大切さなんてあまり分からなかった
次の日、
全校集会が行われその話があった
その夜ニュースにもでた
それから数日
俺はあの時かぁちゃんが言った言葉の意味を考えていた
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