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ラクーンシティの西の数十kmの所に,ラクーンシティに向けて走っている一台の車があった。
車を運転している男の名前は,「B・コリー」。今回が初任務だ。
コリー「年が変わっての初任務が,まさかラクーンシティとはなぁ…何もなけりゃいいけど。」
ラクーンシティの入口に到着して車を降りたコリーは,トランクからショットガンとハンドガンを取り出した。
コリー「二丁だけじゃ心細いな…偵察だけってのに。」
入口から入ろうとした時,奥から人がやって来た。コリーは物陰に隠れて様子を伺った。男と思しき人は,コリーに気付かずに通り過ぎてコリーの乗ってきた車に近付いて行った。男は右手を振り降ろして,車を真っ二つに切断した。
ドガァァァァンン…
コリー「おい…嘘だろ…」
炎上する車をよそ目に,男は無言で去って行った。
コリー「クソッ…絶対殺してやる。」
物陰から出て来て,コリーは男を追いかけた…
…ラクーンシティ郊外…
???「隊長!!私が行くまで待っていて下さい!!」
猛スピードで車を走らせながら,トランシーバーに向かって怒鳴っている女がいた。彼女の名前はレベッカ,S.T.A.R.Sの隊員になって6年目になる彼女は,後方支援を担当している。隊長と呼ばれた男はケビン,彼もまたS.T.A.R.Sの隊員としてはかなりのベテランだ。
ケビン「すまないが,急いでくれ。これ以上は絶え切れそうにないんだ。」
レベッカ「分かりました。とにかく耐えて下さい!!」
ブゥゥゥゥ……
車は更にスピードを上げて,ラクーンシティに向かった。
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