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「で、貴方達は何のコスプレなの?此処は何処な訳?」
「僕たちはあの人の操り人形でかあさんを兄さんから取り返すんだ」
「兄さん・・オレたちから・・かぁさっ!うっぅう・・・」
「かあさんを奪った。・・・・泣くなよ」
「(言ってる事がさっぱり分からん。あの人って誰よ)」
食事も終わり本題を切り出したらさっきからこの繰り返しで話が進まない。意味わからないし・・。「此処は何処」と聞いても「自分達のアジト」。地名を聞いたら首をかしげるばかり。コスに至っては無視らしい
オ・カ・シ・イ
あれか真偽は抜きとして、この話を整理すると・・兄弟喧嘩に巻き込まれた?
「ふざけんな!!!(秘技・ちゃぶ台返し・無いけど)もう帰る!」
脳内自己完結してキレた紫遠は3兄弟のアジトから飛び出して行った
残された兄弟達は顔を見合わせノロノロと動き出したのだった
―――――――
「っつあ!はぁー・・はぁはぁ。ななな何?さっきの!」
迷子になって謎の動物(?)に襲われました
「襲って来たのはモンスター。・・・だから危ないって言ったのに」
「聞いてない!このぉーえーと・・・「ヤズー」そうそうヤズーその言葉を待ってました!」ということで、急遽自己紹介をする事になった
・前髪で片目隠れてる子―カダージュ
・ 身体が大きい子―ロッズ
・ 長髪で飄々とした人―ヤズー
「私は常陸 紫遠。さっきは助けてくれてあがとう」
「ヒタチ?変わった名前だな」
「うん、ごめんロッズ。名前はシオン。シオン=ヒタチでお願いします」
・・薄々感づいていたけどこれってウワサのトリップってヤツじゃない?
名前は外国っほいけどこんなトコ見た事ないし言葉通じるしね。友達のむっちゃん事荊 陸奥(イバラ ムツ)が言ってた
なーんだ。じゃあ、やる事は決まってんじゃん♪
「家に帰れないからここに置いて下さい」
こうして私、常陸 紫遠はやけに濃い3兄弟と同居する事になった
しかしこの選択が新たな問題の引き金になるとは知る由もなかった
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