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「うお!!俺飛んでいる、飛んでいるよ俺どうなってるんだ」
「え~と、簡単に説明しますとお爺ちゃんの周りにある重力をほぼ零にしただけなんですけどね、それと飛んでる訳じゃなく浮いているだけです」
フェイが説明していたが全く耳に入って無かった、だってこんな非常識な事態が起こっているんだ。段ボールからフェイが飛び出して来た以上に衝撃的だった。
「……マジックだ。こんなのマジックだろ騙したな」
「昔のお爺ちゃんどうしてこんなに頑固なんですか!?」
フェイは、証拠を見せたのにそれでも信じてくれない事に完全に呆れていた。
「頑固も何もそれが真実だ。てか、誰がジイサンだよ」
そう言った瞬間フェイはしまったって表情をして俺を見ていた。
「え、えっとその、あのですね。それはですね。気のせいですよ、気のせいあうあう」
「……………」
俺は冷たい視線を送るだけだった。
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