宅急便が届いた日

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「話せる事は全て話ました。これで、分かりましたか?」 「まだ分からない事が二つある」 「何ですか?」  フェイは、首をかしげた。 「一つは、段ボールからどうしてタイムトラベルして、わざわざ段ボールから出て来る意味が分からんのと、二つ目は、何処でその事件とやらに出会うか、その二つだ」  何かあったのかフェイはものすごく嬉しそうに喋り出した。まあ、そのまえに「やっとお爺ちゃんが話を分かってくれました、大変だったよ」なんて小言を呟いていたのは、無視しとこう。 「段ボールから出るのは、お爺ちゃんが昔は段ボールから出るのが常識と言ってたんです。そういえば原因お爺ちゃんじゃないですか、フェイ怒られる必要なかったじゃないですか」  フェイは、かなり本気で殴って来た。 「やめろ、俺を殴るな痛っ、痛い、謝るからやめてくれ」 「うー、謝りますか?」 「謝る、すまん。それと話を進めてくれ」 「わかりましたあとは、本来いるはずだった場所ですねそこは、瀬木条ホテルです」
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