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痛い、凄く痛かった。殺気に満ちた目でぶつかったものを見た。
それは、少女だった。
少女は、多分俺の顎が当たったであろう頭を手で押させながら半泣き状態でうめいていた。
「………………」
俺は、思考が停止していた。
だってあり得ないだろ普通、段ボール開けたら人が飛び出すなんて。
俺が唖然としながら少女見つめていたら、視線に気が付いたのか目が合った。
「……あう、痛いよ謝ってよ」
本来の俺ならぶちギレる所だがあまりに非常識な事が起こっていたため頭がちゃんと動いていなかったのだろう
「えっと、何かスマン」
素直に謝っていた。
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