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「どうして、ですか!?」
少女は、心底驚いているようだった。
「当たり前だ、ただでさえ怪しいのにいきなり支離滅裂な発言をすれば誰だって拒否するわ」
少女は、今の発言が気に入らなかったらしく、キレ始めた。
「怪しいとは、何ですか怪しいとは、こんな美少女に対して失礼です。それに何処が支離滅裂ですか、ちゃんと説明したじゃないですか世界を救ってくださいって。しかも、丁寧に」
「怪しい者は怪しい普通段ボールから人は飛び出さんし、話は支離滅裂なまんまだし世界を救ってくださいで納得出来るか」
「うう、なら何説明すればいいんですかイジワル」
目に涙をためながら聞いてきた。それにしても、コロコロ表情が変わるな面白い。
「まずは、お前の名前は?」
「朝霧 フェイです。漢字は早朝のちょうに、天候のきりで朝霧で名前のフェイはカタカナでフと、ちっちゃいェと、イでフェイです」
「へぇー、外人の血入ってるんだ」
そういや、こいつの髪や眼の色は日本人に無いな、あんまりに非常識な事が起こり過ぎて全然気にも止めて無かったけど。
「差別用語です、取り消して下さい。」
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