春妃と夏梨

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「ねぇ春妃。さっきの話に戻るんだけどさ、今日の8時にうちの近くの神社に来てくれない?」 「え?ぁ…えーと…別にいいけど」 いきなり話かけられた私はしどろもどろしながら答えた 「良かったぁ。断られたらどうしようかと思ってたんだぁ。」 夏梨はほっとしたように胸を撫でていた 私は断らない 友達をなくしたくない もう二度と あんな思いはしたくない 「ちょっとぉ。ちゃんと聞いてる!?」 「あぁ、ごめん。」 「ちゃんと聞いてよね。それでさぁ、水鏡君ったらね――」 少し頬を膨らました後、別れる間際までずっと水鏡のことを話していた
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