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ここは田舎の進学校。
名前は「成應学院高校」
何もないこの街に唯一あるでかい建物がうちの学校。
新設の巨大体育館。
冷暖房完備の教室。
レストランのような食堂。
競技場のような運動場。
巨大なステンドグラスのある講堂。
頭がよくてお金持ちの子供が集まる学校に俺は特待生として入学した。
学校生活はすごく退屈だった。
毎日が勉強勉強で成績によりクラスをわけられる。
頭のいいクラスにはいると有名な大学に行ける位の学力がつくらしい。
そのために毎日必死になって勉強しているやつら。
そんなガリ勉なやつらの中に合う友達などごく小数だった。
しかしこいつがいたから楽しかった。
「早く帰ろうぜ!!」
こいつは桐生拓海(キリュウタクミ)
実家が隣な上に幼稚園からずっと一緒なんだ。
いわゆる腐れ縁の悪友といったところか。
昔から女好きで有名だった拓海は今日も学校帰りに駅に女をあさりにいった。
もちろん俺も一緒に。
拓海「やっぱりこの駅にはかわいいコはあんまりいねーよな…。元々こんな田舎町でかわいいコを見つけようったって無理な話か。」
悠聖「行くなら隣街いったほうがいいんじゃねぇ?あっちには女子校もあるし女の子が多いだろう。」
拓海「でもわざわざ隣町まで女あさりにいくなんて面倒臭いよな。女もいない俺達は仲良く部屋でゲームでもしながらゴロゴロしよーぜ。」
毎日こんな話をしながら結局は拓海の部屋にいくことに。
そして。。。
最初の運命の分岐点が訪れる。
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