第1章 悪夢といざない

6/8
前へ
/234ページ
次へ
『差出人 ✨みーな✨ 件名 こんばんは 本文 初めまして 友達から紹介してもらったんです。 よろしくお願いします🎵』 「…………友達って、誰だろ?」 とりあえず 『よろしく』 と返信する 《………………ちょっと、そっけなかったかな(汗)》 少しすると篤や心弥からも 『見たか?』 や 『やっぱり面白そうだね』 とミニメがくる。 それらのメールに 『見たよ』 『そうだね』 やっぱりそっけなく返信してしまう。 《う~ん…… 正直、ミニメとか苦手なんだよね…》 としばらくたつと 「憂君!」 一階にいたこのみが声をかけてくる。 「何? どうかした??」 「うん。 ちょっと、一度家に戻るねー」 「わかったー……………って、〈一度〉ってどういう事!?」 ガチャッ バタン!! 《……行っちゃったよ(汗)》 やがて、このみがなんだかデカいリュックを持って再来訪する。 「……………………このみ…………その荷物は何ですか?」 自分でも、顔が引きつってるのが分かる。 「何ですか? って、泊まるからに決まってるでしょ?」 「……へっ??」 「えーっと、麻由ちゃんの部屋って………たしか…………………あった🎵」 有無を云わさずにこのみは二階のある部屋にさっさと入っていく。 その部屋を使っていた者が居なくなって久しい部屋に………………。 「…………仕方無いかぁ……………」 そのまま憂貴も自室に入り、床についた
/234ページ

最初のコメントを投稿しよう!

286人が本棚に入れています
本棚に追加