第1章 悪夢といざない

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あの日 父を……母を………妹を……弟を、 家族を失った……奪われた。 「……1人で……………」 このみが何かを呟く。 「……えっ?」 「1人にならないで!1人で抱え込まないで! 私が……、私が麻由ちゃん達の代わりに、憂君の側にいるから!!」 「…………………。」 《こういう時のこのみにはかなわないなぁ…………》 つい、そう感じてしまう。 「………ありがとう、このみ…………」 翌日 学校の用意と朝食を済ませ、2人で登校する。 モバゲーサバイバルには、昨日の内に登録を済ませてある。 それから、専用の機材が無料(これには驚いた)で送られ、ゲーム開始の日まで、何も特別な事もなく過ごしていった。
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