第2章 迷走と困惑

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「じゃあ、学校終わったらそれぞれの家からINしようぜ!」 と篤が言う。 「待ち合わせは? どこにする?」 と心弥。 「じゃあ、公民館は?」 「OKだ! じゃあ、俺は公民館で茶しながら待ってるぜ。」 モバゲーサバイバル開始の当日 昼休みの屋上で昼食をとりながら、モバゲーサバイバルの話を僕と心弥と篤と零と泰孝とでし、 そして話には入ってないが、このみと弓も一緒にいる。 やがて、学校も終わり、家に帰る。 家には、宅急便で、例の機材が届いていた。 「さてと…………」 ヘルメットみたいな機材を頭に着け、 早速携帯に繋ぎゲームに接続する。 瞬間 頭に痛みが走る 目を開けると 自宅の自分の部屋のままだった。 《……………あれ??》 特に何にも変わって無い。 いや 足下に黒いケースがある。 携帯を視てみると 『グットラック‼』 と表示されている どうやらゲームの中にいるみたいだ 《……ゲーム!?》 触覚………視覚……嗅覚……そして ゴンッ‼ 試しに、壁を叩いてみる。 《…………痛覚もある》 《まずい!!》 感覚がゲーム内にあるのはおかしい。 《まさか、 ゲーム内に精神が………とかってヤツ!?》 だとしたら、結果は最悪だ。 《『.hack//』………『クリス・クロス』………etc》 思い当たるゲームやそれ関連の小説とかを思い浮かべる。 だが 考えてる時間は無かった。 「ゆーうーくーん!」 一階から声がする。 《えっ!? まさか!?そんな………何で?》 急ぎ、一階に降りる。 一階にはこのみがいた。 「このみ!?」 「うん! えへへ。」 「えへへ。じゃない!! 何でこのみがいるんだ!!!」 「何で?って、篤君に誘われたから………。 あと、携帯視て。」 携帯を視てみると、マップ画面になっていて マップの中心には 憂貴のモバゲーでの名前と青い点が すぐ前に 『✨みーな✨』 の文字と青い点が 「なっ!?」 「えへへ。分かった?」 「……分かった。 って、そんな場合じゃない!! このみ。すぐにログアウトしなきゃ!! このみは先にログアウトして!!」 篤達宛にミニメを作る。 「……………憂君」 「何!?」 焦っている為、口調がキツくなる。 「………ログアウト出来ないよ………………」 「……………えっ!?」 ミニメを中断し、 ログアウトの作業 をしてみる。 出来なかった
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