第1章 悪夢といざない

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自宅に入り、荷物をしまい、すぐに風呂に入る。 どんなゲームなんだろぅ……………? そんな事ばかりが頭の中に張り付く 《後でモバゲーを見よ……》 今夜あたりに正式に発表されるらしい。 風呂から上がり、夕飯の支度をし始めると、 ピンポーン‼ 玄関のチャイムが鳴る。 「誰だろぅ………はーい!」 「食糧補給に来ました~‼」 《……………はぁ~~…》 ドアを開けると、玄関先にこのみが何かを乗せた大皿を持って立っていた。 「…………………何?」 「えへへ、お母さんが作ったカツのお裾分け🎵」 《…………自分で作って食べれるのに…》 「………ありがとう」 そう言って家の中に戻ろうとする…………と 「…⁉ ぅわっ!?💦」 何かに服を引っ張られる。 振り向くと、このみが服の裾を掴んでいる。 「えっと……、何?」 半ば予想はついた………けど、とりあえず聞いてみる。 「何って、一緒に食べよう!」 憂貴の頭の中では、あるCMみたく、頭の中で自分が三枚のカードを持っている 一番右が『ごまかす』 真ん中が『無理やり帰らせる』 一番左が『観念する』 《左しかないんだよね……………………ハァ~》 内心でため息をつく。 「……分かった。一緒に食べようか……」 結局あっさり観念する事に…………。した
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