電話

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会社でもろくに仕事が出来なかった。 会社を出ると直ぐに家に向かった 楓が待っててくれる… 今はこの事だけがオレの支え… ‥‥ガチャ 「…ただいま」 「あっ!秀お帰り!」 相変わらず元気な声… 「調度よかった!今出来たとこなんだよ!」 「…そうか、じゃあ直ぐ食べるよ…」 意識してる訳じゃないが、どうしても声がおもくなる。 「どう!?肉じゃがおいしい? 今日のは味付けに時間かけたから味が染みてるでしょ?」                               「‥‥‥‥‥」                                        「ねぇ‥‥聞いてるの?ねぇってば!」 「あ‥‥おぉ何だ?」 「もぅ!どうしたの!?最近いっつもそんな感じじゃない!」 「え?…そうか?」 「ねぇ…何かあったの?」 「何にもないよ‥‥‥」 オレは独り言のようにつぶやく 「嘘!絶対なにかあるでしょ!」 「ないって…」 「私には言えないことなの?」 「そうじゃないけど…」 「ほら!やっぱり何か隠してる!」 「オレは楓に心配かけたくないんだ‥‥」 「はぁ、私は秀の支えになりたいだけなの隠さないで‥‥」 楓は心からオレの事を心配しているようだった 「実は…」 オレはここ最近のことについて話した 楓には心配をかけたくないと思っていたが結局話してしまった。
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