一ヶ月前

2/7
前へ
/23ページ
次へ
オレの名前は 宮野 秀 大手の企業に勤める立派な社会人だ まぁ、営業成績も高いし顔もそんなに悪くない 昇進のために日々頑張っている 「宮野君!‥‥よくやった!!今月に入って6軒も契約してくるとはさすがだな!!」 「いえいえ部長、私はただ、マニュアルどうりにやっただけですよ」 「その、簡単に言うところがまたさすがだな!」 社内での印象も良い 部長にも気に入られている まぁ、かなりめんどいケド… 「それでは部長、私はこれで失礼します」 「今日も早いね!彼女でもまってるのかな~??」 「ハハ よしてくださいよ、部長!」 (あぁ…うぜぇ) 「それではお先失礼します!」 「おぉ、お疲れ~」 オレは日々の雑務に明け暮れていた。                                          会社はいやってわけじゃないが、オレはこうして7時きっかりに帰宅する。 街は11月の初めだってのにすっかり冬の雰囲気になって、クリスマスツリーなんかが店の前に置いてあった。 だがオレは、そんなのに目をとめずに急いで家に向かっていた。
/23ページ

最初のコメントを投稿しよう!

21人が本棚に入れています
本棚に追加