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オレの名前は 宮野 秀
大手の企業に勤める立派な社会人だ
まぁ、営業成績も高いし顔もそんなに悪くない
昇進のために日々頑張っている
「宮野君!‥‥よくやった!!今月に入って6軒も契約してくるとはさすがだな!!」
「いえいえ部長、私はただ、マニュアルどうりにやっただけですよ」
「その、簡単に言うところがまたさすがだな!」
社内での印象も良い
部長にも気に入られている
まぁ、かなりめんどいケド…
「それでは部長、私はこれで失礼します」
「今日も早いね!彼女でもまってるのかな~??」
「ハハ よしてくださいよ、部長!」
(あぁ…うぜぇ)
「それではお先失礼します!」
「おぉ、お疲れ~」
オレは日々の雑務に明け暮れていた。
会社はいやってわけじゃないが、オレはこうして7時きっかりに帰宅する。
街は11月の初めだってのにすっかり冬の雰囲気になって、クリスマスツリーなんかが店の前に置いてあった。
だがオレは、そんなのに目をとめずに急いで家に向かっていた。
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