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途中、家の近くのコンビニに寄り、ビールを二人分買って
急いでマンションに向かった。 時間はもう8時をまわっている。
ガチャ‥‥‥
ドアを開けると、中からスープかなにかのいい匂いがしてきた。
その匂いと共に明るい声がした。
「あっ秀!お帰り!」
「おう!ただいま」
こいつは 神山 楓、オレの彼女
楓とは大学の同期で、そのときから付き合っている。
楓は大手の製薬会社の研究部に勤める優秀な研究員……らしいが、オレも正直どんなことを研究してるのか分からない。
オレはすぐに着替えて楓特製のカレーを食べた。
「うんめぇ~!! マジ、楓の料理はなんでもウマイな!!」
「ちょっと秀、おおげさだよ!」
照れながら言う楓がまた可愛かった。
楓とは一緒には住んでいるわけではないが、こうして毎日のように飯を作って待っててくれる
まぁ、自慢の彼女だ。
オレ達はカレーを食べ終わると、どうでもいい話しをダラダラと喋っていた。
だが、楽しい時間はあっという間に終わってしまうようで、
楓が帰る時間になる。
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