91人が本棚に入れています
本棚に追加
あなたは私を抱きしめて呟いた。
「愛してる」
って…。
一度もいってくれなかった言葉。
なんで使ったなんて、わかってるから、余計に涙は止まんなくて…
抱き締める力が自然に強くなって……。
「いやだよ…」
それしか言えなかった。
涙ながら、もう一度私からキスをしたときは、あなたは微かに笑ってたね…。
でも…
私の唇にあった、あなたの唇は、頬にずれおち…
気付けば、息をしてなかったね。
最初のコメントを投稿しよう!