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「私も一緒にいい?」
聖楓が可愛らしい花柄の包みを持って、俺の隣に立っていた。
「いいよー。一緒に食べよう」
颯太は俺の許可も取らず、勝手に許可をだした。
聞いたところで俺が何も答えない事を颯太は分かっていた。
それにしても聖楓はよく俺に話し掛けれたものだ。
聖楓は自分の机を移動し、三つの机をくっつけた。
「斉藤さんとは一緒に食べないの?」
「斉藤さんは今日食堂らしくて」
聖楓は包みの結びを解いた。
聖楓の声を間近で聞いて見た目とは異なり、積極的な性格なんだと第一印象を訂正した。
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