109人が本棚に入れています
本棚に追加
「聖楓の席は窓際から二列目の最後尾だ」
俺の隣の席は空いている。
俺の記憶力が悪かったわけじゃない。
この席には初めから誰もいなかったんだ。
男子は教師が指定した席とその周りの生徒を見回した。
そして俺が目に入ると溜息を着いたり、舌打ちをする。
聖楓の席の右隣りはクラスの代表委員で世話好きな女子、斉藤。
前の席は寡黙で有名な
小説好きの女子、阿部。
そして左隣りが俺。
世話好きの女子が隣にいるから孤立する心配はない。
聖楓は教師の指示で指定された席に、並んだ机の間を通って、座った。
聖楓は鞄を机の横にあるフックにかけた。
そして教師のいつもと変わらない話があり、教師は教室を出た。
最初のコメントを投稿しよう!