😱ホラー小説😱

交換

「ねえねえ、私達１日交換してみない？」

この夕子の一言から私達の運命は狂ったのかもしれない――――

私達、桂木　夜子と桂木　夕子は一卵性の双子の姉妹。
両親が見分けもつかないくらい外見も声も似ていて、いつも一緒なくらい仲がいい私達だった。

性格は夕子と夜子は違うところが何個かあった。

＋と－のように少しながら内気な私と違って、夕子はハッキリものを言うタイプで好き嫌いも激しい。

そんな私達は、普段は両親や友達が見分けがつくように髪を結ばない私と髪を必ず結ぶ方を夕子としている。

二人とも自慢の綺麗な黒い髪は長いままにしていた。

そんな夕子が、ある日こんな一言を言った。

「ねえねえ、私達１日交換してみない？」

「え…？」

私と夕子二人だけの部屋のなかで、夕子が突然言った。

「どうしたの？」

首を傾げて、夕子を見た。

頬を染めながら夕子は、夜子にとって信じたくないことを口にした。

「あのね、誰にも言っちゃだめだよ？」

夕子はこうゆうことが多かった。
夕子は夜子より我儘だったのだ。