記憶喪失の少年

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作りかけのジグソーパズル…がさらにバラバラになっていく… ―――――――――――――― ん?…ここは…何処だ?……僕はいったい… … 「やっと目が覚めたかい??」優しそうなおじさんが言った… 「君…名前は?」おじさんはまた聞いてきた… けど、僕は…「分からない…」としか言えない…… 「分からない?自分の名前が分からないかい?」また聞いてきた… けど僕は自分が名前が分からないのも、分からないんだ…自分は誰なのか……なにを考えているのか… 「とりあえず、今日は遅いし泊まっていくといい…」 『ありがとう…』自然と言葉がでてきた…… 『ありがとう』とはなんだ? 知らない言葉がでてきた… それに、この人の言葉?がなぜかとても暖かい………だめだ…余計分からなくなってきた……
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