僧侶戦士と悪のドラゴン

4/9
前へ
/300ページ
次へ
【『罵喰(ばく)』 鉄砲伝来の頃、現在の夢咲市付近を棲みかとし、悪行の限りを尽くしたとされる大妖怪。 王噛(おうかみ)、凰武(おうむ)と共に夢咲三大妖怪と呼ばれる。 人が持つ醜い心。 恨み、妬み、嫉妬などにまみれた人が見る夢の中に入り込み、その夢を喰らう。 夢を喰われた人は心を喰われ、やがて魂を無くす。 その姿は夢の中では西洋のサキュバスやインキュバスのように、淫靡な女性または男性であるとも言われ、実体は翼を持つ蛇のようであると伝えられる。 また、いかなる名刀も弾く鋼の鱗と爪を持ち、雷(いかずち)の速さで空を飛び、天候を自在に操るとされる。】 ほほう、なるほど。こりゃ凄い怪獣だ。 でも淫靡な男性の姿ってなんか嫌だなあ…… 「で?」
/300ページ

最初のコメントを投稿しよう!

250人が本棚に入れています
本棚に追加