僧侶戦士と悪のドラゴン

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まーた、ほむっちからですか。 うちの中学(がっこ)は携帯持っててもいいとは言え、PTAで問題にされても知らないよ。 ─────────────────── あったよ♪ 由鳥と一緒に見てるありがとー♪ きっとバクの倒し方見つけるねっ ─────────────────── なるほど、穂村先生がここに行けって言ったんだね。 (最後の一行は見ないふり。 〇〇の倒し方……いつか流行りそうな気がする) それにしても、この街の広さの結界かあ。 それだけ凄い妖怪だったって事よね。 携帯をバグらせて……それくらいは簡単?……後ろからいきなりダジャレを言って現れる。 そんなイタズラするより、もっとスケールの大きな悪い事できそうだけどなあ。 その時、私の携帯にもメールが? ──────────────────── 賢者様へ 痴漢くらいならそこの勇者様が撃退するだろうけど、テレビ局の人に迷惑かからないように見張っといてくれ(笑)頼んだよ ほむっちより ──────────────────── 「ちょっとひかり!? 誰よ私のアド勝手に先生に教えたのは!?」 「ハカセ、これが司令官とのホットラインであります! それよりさあ、覚えた?」 まったく。まあいいけどさあ。 「うん、もうよ」 ちょっとおかしな表現だけど、私にはこの方がしっくり来るのです。 「じゃあ『ひ』で始まる妖怪は?」 「比叡山法性坊、ヒカギリ、火消し婆…… この街独特の妖怪なら、暇割(ひまわり)ね」
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