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すると、茜がジュリーの言葉に反応して、キレ始めた。 「は?!キレてねぇしッ!!!」 やっぱり、茜はいじりがいがある。 「キレてないって否定してる割には、超キレてんじゃん!」 そう言って私達の前に現れたのは、3人目の友達の美鶴(ミツル)だった。 美鶴は、こんなデコボコな私達をまとめてくれる、リーダー的存在だ。 すると、リーダー的存在の美鶴が、私の隣りにやって来て、口を開いた。 「今日から、私達も3年生だね…。そんでもって私は、生徒会長!さすが、私!」 自慢気にそう言って、美鶴がピースしてきた。 私は、そんな美鶴の話を聞かなかった事にして、デカい声で歌い始めた。 それに合わせて、ジュリーも歌い始めた。 ジュリーは、どちらかと言えば、何を考えてるのか分からない奴だ。 常に謎が多いし、そして、私以上に型破りな性格だ。 それと、もう一つ付け加えるなら、彼女はかなりの運動オンチだ。 例えば、球技大会でバレーをした時、彼女はいつもボールが床に落ちてから、ボールのもとへ突進していた。 まぁ、一言で言えば1テンポ…いや100テンポぐらい、人よりもとろい奴なのだ。 そんな私達が出会ったのは、このクソつまんない高校だった。 学校は、楽しくないけど、コイツ等と一緒に過ごせる学校生活は、とても楽しい。 私達は、学校に辿り着くと、それぞれのクラスに散らばって行った。 私達4人が同じクラスだったのは、高校1年生の時だけだった。 でも、私達は離れていても絶対に、自然消滅になる事などなかったのだ。
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