―VIPクラス―

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ユウキ「でも…何でアタシを閉じ込めたんだろっ?」 忠「…生徒会で紅一点やからちゃう?妬みやろ」 ユウキ「たっちょん…前にもそんなことあったみたいな口調だね…?」 忠「実際…あったんや…」 ユウキ「えっ…?」 忠「ヒナの…元カノ、酷い嫌がらせに耐えられんくなって…転校してん…」 ユウキ「嫌がらせ?」 忠「いじめや…親友もシカトしてて、クラスでは孤立してた…」 ユウキ「そんなの…本当の友達じゃないよ…」 忠「脅されてたんやろな」 ユウキ「…ヒナも傷付いたでしょう?」 忠「学校の…みんなを信じてたからなあ…あのとき初めて、アイツがキレるとこ見たわ…」 ユウキ「ヒナが…」 忠「携帯持ってるやろ?」 ユウキ「うん…」 忠「なら出れるで。生徒会長に電話したらええねん」 ユウキ「あっ!!そっか!!」 忠「携帯貸して。俺がかけたるわ」 ユウキ「ありがとっ!!」 忠「ピッ…もしもし?」 丸「侑紀い!!まさかお前からかけてきてくれるとは…んで!!なんやあ?」 忠「忠義やけど。屋上から寮までの最短ルートのロック開けて」 .
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