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「全国目指すって事は、練習時間増えるんだろ?…やだよ俺」 俊が立ち上がって言う。 それにほとんどの部員が賛同してブーイングする。 俺は困って哲哉に視線で助けを求めた。 哲哉はやれやれと首を降り、お手上げだ、と呟いた。 やはり…ダメなのか? 俺達だけが熱くなっているんだろうか… 先が真っ暗に思えた、 その時だ。 「私は、全国に行きたい!」 辺りの空気が止まる。 静寂。
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