恋の始まり

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-コイツだけは許せない! それが俊哉の第一印象だった。 麻耶が中学に入学して、部活に入って間もない頃。 部活に入った1年生は全員給食室でお弁当を食べていた。 麻耶と俊哉は違うクラスで、その時初めて顔を合わせた。 一応部活ごとに食べるという事で、男女バスケ部は隣同士で食べていた。 俊哉はガキ大将タイプですぐ手が出る。女の子相手でもふざけてぶったりしてた。 「止めなよ。女の子相手にさ。」 「うるせーな!誰だよ?」 ばちん! 麻耶は俊哉に叩かれた。 それ以来たまに見かけると口喧嘩。 麻耶にとって1番嫌いな男の子だった。
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