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「俺の望み……か」
冷静に、可能な限りクールになって考えた。自分が何を望むのか、を。
心に浮かぶのは、先ほど電柱にぶつけた負の思い。いろいろなものへの、怒りや妬み。考えれば考えるほどに、それは、心の中で再び大きな物となる。
見習いの癖に、最強のライダー、ガタックの資格を楽々手に入れた加賀美。
ライダーのくせにゼクトに従わず、つねに童女とを行動をともにする風間。
変な歌を歌わせた貧坊ちゃま神代。
何度も手柄を奪っていった天道寺。
一度はライダーの資格を失ったくせに、どこからか新たなゼクターを手に入れ戻ってきた矢車。
俺より矢車のほうが隊長にふさわしいと思っているであろう部下たち。
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