第二話

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  全身に装備された殺人機械を矢車に向けながら、男は続けた。   「俺はお前の言うワームとかいう存在ではない」   矢車は驚く。ワーム以外にも人類の平和を脅かす怪人がいることは、先輩たちの話から知っていたが、どれもはるか過去の話かと思っていた。   いや……、まてよ? そういえば、数年前にも…… いや、気のせいか?   矢車の頭に、見たこともない怪人と、見たこともないライダーとの戦いが、浮かぶ。 何なんだろうこの記憶は? ぼんやりとしているようで、どこか生々しいような……  
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