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折角の休みなのに
「外せない用事があるから会えない」
だなんて
私は不機嫌な顔で
街を歩いていた
『はぁ、デートしたかったな…』
私がガックリ肩を下ろしていると
「大丈夫か?」
【あんまり……大丈夫じゃな……い、かな?】
大きな荷物を持った
女の子と
『………アレって』
私の彼氏がいた
「どれ、持ってやるから」
彼氏は女の子の荷物を持つと私に気付かずに
歩き去っていった
『あああああの馬鹿~!!』
‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡
『おい!お前!』
私は2人を追いかけて行き
声をかけた
「ん?げっ!?何でここにいるんだ!?」
『そんな事はどうでもいい!外せない用事って、そそそそその娘とでっででデートだったのか!?』
私は女の子を指差した
【ふぇ?僕?】
『そうよ!アナタ!』
【というか、どちら様ですか?】
『~~~~っ!?そいつの彼女よ!』
私は今度は彼氏を指差して叫んだ
【………あぁ~、なる程、そうゆう事】
女の子はニヤリと笑い彼氏に腕にしがみついた
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