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涼香
『何言うてんの💦辛気臭なるやん💦』
拓翔
『あ、あぁ…悪い💧そーいやー…』
―この後、二人は色んな話で盛り上がった。
1時間…2時間…
そんな時やった…
プルルルル…🎵
プルルルル…🎵
家の電話が鳴った。
拓翔
『誰や…』
自分の部屋の子機を取る。
母親
『拓ちゃん?かーさんやけど…』
拓翔
『おかん?どないしてん?』
母親
『今駅前にいてんねんけど、駅でお姉ちゃんに会ったからご飯食べて行こう思うてんねんけど、アンタも来るよね?』
拓翔
『飯かぁ…俺ええわ。』
母親
『あらそーお?ほななんか買うてこーか?』
拓翔
『うん。なんか適当に買うてきてや。』
母親
『わかった✨おとーさん帰ってきたらそう言うといて。』
拓翔
『おとんはどーせ飲んでくるやろ💧』
母親
『多分ね💧あのじじは、きまぐれやからね💧じゃ、ね✨』
拓翔
『あーい』
かちゃん…
涼香
『お母…さん?』
拓翔
『あぁ。姉キと飯食うてくるんやと。』
涼香
『ほーなんや…』
拓翔
『あぁ…』
涼香
『…。』
拓翔
『…。』
(なんか…気まずいやん…)
しばらく、二人の間に沈黙が流れた。
シュボ…
ふぅー💨🚬
…ふぅー💨
…ふぅー💨
……………。
あかん…
間が持たん…
涼香
『…ねぇ…』
拓翔
『ん⁉あ⁉』
涼香
『…怜と…した時も…こんな感じやったん?』
拓翔
『あ…いや…』
涼香
『…アタシとは…キスもしてくれへんの…?』
拓翔
『涼…』
ちゅ…
んちゅ…
涼香
『ん…んんっ…』
部屋には…
二人の唇を重ねあう音と…
切ない吐息が…
響き渡っていた…。
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